和歌山県警察・大阪府警察による防犯・安全講座を実施しました

和歌山県警察・大阪府警察による防犯・安全講座を実施しました

令和8年6月4日、高野山文化観光専門学校において、和歌山県警察および大阪府警察の皆様をお招きし、防犯・安全講座を実施いたしました。

本講座は、留学生を含む学生たちが日本社会で安全かつ安心して生活できるよう、防犯・防災意識の向上を目的として開催されたものです。

まず、大阪府警察の皆様より、防犯に関する講話が行われました。

 

講話では、薬物犯罪の危険性や特殊詐欺への注意喚起をはじめ、在留カード・銀行カード・キャッシュカードの貸し借りや売買が法律で禁止されていること、自転車利用時の交通ルールやマナーなど、日本で生活するうえで必要な知識について、具体的な事例を交えながら分かりやすく説明していただきました。特に、在留カードや銀行カードを他人に貸したり譲ったりする行為が重大な法令違反となることや、SNSを通じて犯罪に巻き込まれる危険性についての説明は、留学生にとって大変身近な内容であり、学生たちは真剣な表情で耳を傾けていました。

続いて、和歌山県警察の皆様より、防災に関する講話が行われました。

講話では、地震や大雨警報などの自然災害発生時の対応方法や避難行動について詳しく説明していただきました。災害発生時には慌てず落ち着いて身を守ること、避難場所や避難経路を事前に確認しておくことの重要性についてお話がありました。また、実際の地震警報音を流しながら、その場で身を守る行動を体験する防災訓練も行われ、学生たちは机の下に身を隠す動作や頭部を守る行動を実践しながら学びました。

講座中には、警察官の方々が学生へ直接質問を投げかける場面も多く見られ、学生たちは積極的に発言しながら理解を深めていました。さらに、日本のルールや制度と母国の制度との違いについて意見交換を行うなど、警察官と学生との交流も活発に行われました。約1時間にわたる講座は終始和やかな雰囲気の中で進められ、学生たちは防犯・防災に関する知識を学ぶとともに、日本社会のルールや安全意識について改めて考える貴重な機会となりました。

【学生の声】

講座終了後、学生たちは感想文を提出し、それぞれが学んだことや今後の目標について記しました。感想文からは、防犯・防災への意識が高まり、日本社会のルールを守りながら生活していこうとする前向きな姿勢が強く感じられました。

一、日本の法律やルールを守る大切さを学びました

多くの学生が、日本で生活する以上、日本の法律やルールを理解し、守ることの重要性を改めて認識したと書いていました。

特に、在留カードや銀行カード、キャッシュカードは個人にとって非常に重要なものであり、他人に貸したり譲ったりしてはいけないことを学んだという感想が数多く見られました。

ある学生は、「日本で生活する間、日本のすべてのルールと法律を守ることを約束します。自分の在留カードや銀行カードは責任を持って管理し、他人に貸したり譲ったりしません」と記しており、講座内容を真摯に受け止めている様子がうかがえました。また、「犯罪の被害者にも加害者にもならないようにしたい」、「詐欺電話やSNSを利用した犯罪に注意したい」という声も多く見られました。

二、防災について具体的に理解することができました

防災に関する内容については、地震発生時の行動が特に印象に残ったという学生が多くいました。

学生たちは、
・机の下に避難すること
・頭を守ること
・エレベーターを使用しないこと
・避難場所を事前に確認すること
・ニュースや行政からの情報を確認すること、などを学びました。

感想文には、「地震が起きたときにどう行動すればよいかがよく分かった」、「自分の命を守るために必要な知識を学ぶことができた」、「家やアルバイト先の避難場所も確認したい」といった声が寄せられ、防災への意識が高まったことがうかがえました。

三、交通安全についての意識が高まりました

自転車利用に関する交通ルールについても、多くの学生が感想文で触れていました。

学生たちは、
・信号を守ること
・夜間はライトを点灯すること
・スマートフォンを見ながら運転しないこと
・ヘルメットの着用が推奨されていること、などを学びました。

ある学生は、「これまでは自転車のルールをあまり意識していませんでしたが、事故を防ぐためにはルールを守ることが大切だと分かりました」と記していました。また、「交通ルールを守ることは、自分の安全だけでなく、周りの人の安全を守ることにもつながる」という意見も見られました。

四、日本社会の一員として責任を持って生活したい

感想文全体を通して最も多かったのは、「ルールを守り、責任を持って行動したい」という決意でした。学生たちは、「学校やアルバイト先のルールを守りたい」、「周りの人に迷惑をかけないように生活したい」、「正直で誠実な行動を心がけたい」、「安心して暮らせる社会づくりに貢献したい」といった思いをそれぞれの言葉で表現していました。また、「日本は安全な国だと感じているが、その安全は一人ひとりがルールを守ることで成り立っていることが分かった」という感想もあり、講座を通じて日本社会への理解を深めた様子が見受けられました。

おわりに

今回の防犯・安全講座では、大阪府警察および和歌山県警察の皆様のご協力のもと、防犯・防災・交通安全・在留資格管理など、留学生が日本で安全に生活するために必要な知識を幅広く学ぶことができました。

講座後に提出された感想文からは、学生たちが学んだ内容を自分自身の生活に結び付けて考え、今後の行動に生かそうとしていることが伝わってきました。単なる知識の習得にとどまらず、「自分自身の安全を守ること」と「地域社会の一員として責任ある行動を取ること」の両方を学ぶ機会となりました。

高野山文化観光専門学校では、今後も地域社会や行政機関、警察署、消防署などの関係機関と連携しながら、学生が安心して学び、成長できる教育環境づくりに努めてまいります。

このたび、協力いただきました和歌山県警察ならびに大阪府警察の皆様に、心より御礼申し上げます。

PAGE TOP